バイオメカニクス

ちょうど私が大学2回生の頃だったでしょうか。

西宮神社の福男選びの一番福 吉田光一郎さんとの出会いがあった。
ちょうど私が大学時代で練習の『質』について考え始めていたころにあった頃でした。

短距離には様々な理論・方法論があり頂点へ向けての辿り着き方は十人十色。

ただその中でも外してはいけないポイントが存在していて、その答えを知った上でどのような
方法論をもって結果を導きだすか?というのが所謂理論のところに当たる。

その外してはいけないバイメカの部分を伊藤教授と吉田さんとの対談の中で学んだ。

2006年くらいでしょうか。私の競技に関してのパラダイム変化が起こったのは‥

例えば画像のようにもも上げにおける振り上げ角度、ひきつけ角度、振り出し角度と疾走速度に相関関係がないという
データ。

今で「もも高く上げましょう!」「つま先で接地しましょう」というような指導をしている指導やそういう教え方をされている
んだろうな…という動きを見かけることがある。

ももが上がっているように見えるのはあくまでもその選手の動きによって現れる結果の部分であり、狙ってはいないというもの。

これはあくまでも一部ですが、そういった中間疾走局面の分析データを何度も何度も見て…勉強したのを今でも思い出します。
※今でも見ていますが‥(笑)

どういうキックが理想で、そこに向かってどういうトレーニングをしていくと疾走動作が高まるのか。

これを考えな実践と結果をどこまで合致させながら効率的なトレーニングと疾走フォーム・意識を見つけていくかが‥
最短ルートだと考えています。

「速く走る」という目的があって、そこに向かって闇雲に走りまわるのではなく、ある程度ゴールを見据えて方法論を
導きだしていくことが大切です。

それは年齢によってもやるべきことは変わってくるでしょうし、体格によっても個人差は出てくる。

それを誰に聞いても100%の意識・方法は見つかるわけではない。これもまた納得できる。

ただ、一流選手の話しを聞いていく過程で共通して出てくる感覚(ニュアンス)は若干違いますが‥
が出てくるし、レースを行う上でここは外せないよね ってポイントは少なからず存在する。

この情報を聞き出すのって案外難しい。(笑)

というかライバルでいる内は聞けないし教えてもくれないだろう。「核」の部分ですからね。
今まで本気で陸上と向き合ってきて色んなことを試してきたから今聞いてわかることもある。

 

だから指導を行う上では感覚だけ成長してもだめだし、知識だけが先行してもだめで‥経験と実践でのGAPを埋めれている
選手の言葉ってやっぱり説得力のある言葉になる。

私の発する言葉もそうですが、私はあくまでも10秒4までの感覚しかないわけで10秒1・2の人の話しや意識を聞いたり、一緒に
レースしたことはあっても、その動きに辿りつけたわけではない。

だからこそ10秒1.2の人が何を考えて動いているのかってすごくマニアックな部分の話しもすごく為になるし、子供たちが
成長したときに当時〇〇選手がこんな事を意識してこんな感覚だったらしいという経験談もあうとプットしてあげたいと思う。

 

短距離の動きに正解はない!

調子・体調によっては普段と真逆の意識をしないと動きが成立しないことさえある。

 

でもその引き出しがあるかないか‥柔軟な対応力があるかないかで全然レベルの違う選手になっていく。

指導をする上で人間的は成長はもちろんですが、そういった土台があり吸収できるタイミングを見ながら
情報・経験をアウトプットできる指導者になりたいと思います。