短距離走を速く走る。
ただがむしゃらに練習しても成果はついてこない。
速く走る上で必要な動作(ポイント)を一つ一つ細かく見ていくながら自分の中に落としこんでいく。
その積み重ねが洗練された動きへと導いてくれます。
「軸」・「反発」といった感覚として踏み外さないように残しておかなければならないものがある。
軸や反発って何?っていうテーマはまた別として、今日は膝関節伸展・足関節伸展について見たい。
速く走る上で接地~離地までの間(コンマ数秒の出来事)の間に地面に対して推進力となるようなエネルギーを
どれだけ加えることができるか?が大切になる。
結論から言うと、接地~離地の間、速い選手はこの2つの関節角度は固定されていて伸展しない。
伸展することで上下動が生まれてしまいます。
では、「伸展しないようにすればいい!!」って考えていくわけですが、じゃあどうやって?っていうようになっていくわけです。(笑)
膝関節伸展・足関節伸展ってそこに焦点を絞ってみてみると、その動作が出てしまいやすい姿勢・重心位置、そこからきてしまう
主導筋があると個人的には考えています。
その姿勢をとってしまうことで上下動がでてしまう(出やすい)。
膝を折って走る、足首の伸展を消すように意識して走る‥っていう動作を意識して走ってみるという「経験」は必要かもしれませんが…
そこを到達するゴールにしてしまうと反発をもらって走る・軸を崩さずに走るという要素が抜け落ちてしまうので、違和感のある動きになってしまう。
そこをキープしながら膝関節・足関節を固定して接地~離地を終える意識とポイントまたそれを修正していく練習を行うこととで、
目指すべきキックになっていくわけですね。
ハイパフォーマンスグループになると、接地~離地まで膝関節は「固定」ではなく屈曲し続けるキックになるというデータがあるので、
膝を意識してその動きを作るのは不可能でしょう。。(一瞬の出来事ですからね‥)
そこを結果にできるような意識(もっと上)がありますね。(もちろん筋力も大きく関係しますが‥)
動きの到達点をある程度知ってトレーニングを行うことは、何も結果を知らずに動くのと大きく方向性が変わります。
感覚だけで動きを作ると必ずぶれる。原理・原則を知りながらトレーニングを積んでいくことで、成長速度は変わる。
スプリントを極めようとする立場として常にこういう要素探しは追い求めていきたい。