私は高校から陸上を始め陸上を『本気』でやっている間、ずっと練習日誌を付けていた。
どんなに疲れていても、その日練習したことをノートに記す。
ここから何が生まれたかというと、
・どういう練習をしてそこからどんな感覚を得たかを文字で記すことで感覚を言葉で表せるようになる
・その日の体調、筋肉の状態数値化して残すことで、ピーキングしやすくなる
・調子がいい時にはどういうポイントを意識して調子が悪い時にはどういう意識をしているかを可視化する
他にも多くのメリットがある。
数年経っても、この時はこういう意識で走っていたんだな‐・・と原点回帰しながら前に進むことで、感覚を点から線につなぎやすくする。
結果的にこれは他人に見せてもあまり有意義なものにはならないかもしれないが、
自分自身の取り扱い説明書を作っていくようで、自身にとっては有意義になるし
そもそも日誌を誰かのために書き記すという観点では書き記さないだろう。
最初は些細なことから書き記していけばいい。
どんなことを言われたのか、どういう意識で体を動かしているのか?
この継続が精度の高い練習日誌へと成長させてくれるだろうし、自分自身の意識と感覚をよりアウトプットしやすくするためには
効率的は方法であると思います。
陸上に関わらず、スポーツというのは運動神経がいいから実績を残している というように思われがちだけど、
実際は一流選手では頭が賢い人が多いように思う。
ただ体を無意識で動かすという非効率なことはしない。
極限まで頭を使って自分の体をコントロールしようと努力してきたものが辿りつける境地。
やり方は人によって様々だとは思うけど、がむしゃらに体を動かす というのはある一定のラインからは無駄が多くなる
トレーニング方法へと変化していくのかもしれない。