好きになること。

2023年が始まりました。
いよいよ新年の活動がスタートします。

年末は結構ギリギリまで練習したので少しリフレッシュできたのではないでしょうか。

小学生・中学生の大会は来月からスタートそして再来月は一般の大会が開催されます。

あっという間にシーズンイン。早い・・・・!

私自身は年末年始とずっと競技場とジムでトレーニングを継続していました。
別に「やらなければならい」という義務感もなく追い込まれている状況でもなく、単純に「速くなりたいから」「走ることが好きだから」「トレーニングすることが習慣化されていて、高い意識を持ち続けていたいから」「楽しい」というマインドありきの練習。

競技場に足を運んだ時に大晦日や元旦に練習している人なんていないだろう‥と思っていたら、、
練習している選手は少なからず県内でもいるもので‥
おお!っと驚かされました。(やっぱ強い選手でしたけが・・)(笑)

中学生や高校生でもそういう意識の選手はいるんだなーーと感心しながら見させて頂きました。

スポーツも勉強もこれだけやっておけばいいという正解は存在しない。
向上心の高い選手は常にストイックにいくでしょうし(当たり前すぎてストイックだなんて思っていないかもしれない。むしろ楽しんでいて探求心がある)

好きだから。速くなりたいから。自分自身が追及している目標を達成するために追い求めたいという思いが強いから。

おそらくそういう姿勢だから自発的に動くことができるんだろうなー…。

でもこれって誰が教えてくれるわけでもなく自分自身がどれだけ思いを持って物事に打ち込めるか?だと思う。陸上にかかわらず。

「やる気下さい」は違う。

私が陸上をはじめた高校時代。当然部活は年末年始休みになる。
そんな中でも時間を見つけて走りにいったり、できる練習をしていたなーーーと。
(ライバルに差をつける期間ってこういう地道系しかなく、階段を数段飛ばしていこうなんて甘いことはない)

これはなんだろう。先生や先輩に「練習やっとけよ」って言われたとかは一切なくて‥
年始スムーズに練習に入れるように‥だったりシーズンにかける思いがあったからやっていたのかなーなんて思います。制限しているのは常に自分自身だったり置かれている環境だったりする。

競技場にいる時間はせいぜい2時間程度。
それ以外の時間の方が圧倒的に長い。競技場にいる数時間だけきちんとしていたって勝てるわけもなく。薄っぺらい選手にしかならない。
全国の猛者たちが普段どれくらい高い意識でリミッター解除して毎日を過ごしているのか。
上には上がいるというか‥ 練習するだけではなく意識整理・コンディショニングできることって無数にある。そういうことに自分自身で気付くことから始まる。
これでもか。これでもか。と研究してやりこんでもまだ上のレベルで動いている人がいる。

「まぐれ」なんてものはそのうち存在しなくなる。必然。

スタートラインに立ったとき、競技場に足を踏み入れた時にある程度準備ができている状態で毎日を迎える。
そういう思考の整理や物事の準備も含めておろそかにしないということが前提で競技力を向上させるために必要な要素が高まっていく。
意識・身体の整理もろもろきちんとしてスタートするのと、何も考えずにスタートするのではすでにスタートラインが違っている。練習メニューを消化する前から動きの前取りはスタートしている。

レースで「on your marks」と号令がかかった時にどこまでの準備ができている?
同時に次のラウンドをどこまで意識して動けている?

様々な要素をコントロールして準備できている選手が勝つに決まっている。

そういった状況を作りだすためには向上心と競技自体が好きだという心がなければそいうところに頭が回らないし辿りつかないだろう。それが365日続いたら‥スタートラインが同じでも手の付けられない差となって自分に突き付けられる。

「速く走る」は才能だけでは成立しない。
動きも含めて準備段階で頭を使い・実践しスタートラインに立った時には動きの自動化ができているということの積み重ねができた選手が頂点に立つのでしょう。