速く走る上での共通点は存在する。
その共通点に向かってのどんな方法論をとってその道に辿りついていくのか
つまりアプローチの部分は本当に多くの方法論がある。
ただ、速く走る上での一定のゴール(結果)を知っているかどうかで、
そのアプローチがいきるかどうかは大きく変わる。
地面に対してどういうキックをすると一番効率がよくなるのか。
それを安定させるためにはどうしたらいいのか。
ピッチとストライドのバランスと限界を求めてスプリントは自分の動きを
知り追い求めていく。
日本人が黒人と同じ動きで勝負するのは非常に難しい。
もちろん主要な筋肉は積極的に鍛えていく必要がある。
ただその鍛え方や身体のもっていきかたもやっぱ指導者によって大きく変わる。
それは方法論だから。
私には私なりの経験ともっていきかたがある。
ただ感覚的に陸上をしてきたわけでもない。
年齢を重ねてもある程度のパフォーマンスを維持できているのもその
せいかもしれない。
数値での共通点とそこから表れる動きの分析とそこから出きる修正する観点。
今でも子供たちから大人まで走りの動画が送られてきて、どのようにすべきかという
アドバイスを求めてくる選手がいるのは多分そういうところ。
指導者としている以上、数値だけ見ていてもだめ。方法論だけ先走って頭でっかちになってもだめ。
様々な観点からレースと動きを捉えて助言する。
それがきっと選手と指導者両方にとって一番楽しい陸上になる そう信じています。