昨日は自分自身の練習を行いました。
内容は加速技術練習。
短距離走のほとんどは加速区間で決まると言ってもいい。
どんなに流れがよくても根本的な加速力がなければ遅い。
かといって加速区間だけ速くすればいいというものでもない。
自分の持つエネルギーが10だったとして加速区間で8.9割使ってしまうと
後半失速して終了という結末を迎える。
突き詰めると、どんな姿勢、どこの筋肉を使って、どんな技術で加速するかで
『努力度』なくしてスピードに乗ることができるか。
また私が短距離にドはまりしてから、ずっとテーマにしている『ツナギ』の技術。
これがないと100mはある一定ラインからは速く走れない。
脚をただ速く回してるだけで到達できるという単純な世界ではないということ。
加速局面というのはその選手が日ごろからどんなトレーニングをしているかが一番露呈しやすい局面
だと私は考えています。
私は決して加速力のある選手ではありません。筋力もありませんし。
ベストで走った時も基本的には加速力のある選手に選考されています。
ただ加速から2次加速で何をするのか、何を意識するのかという引き出しは比較的持っているほうなのかなーと思います。
当然、一流はそこを踏み外さないしもっとツナギのピントが合ってますけど。(笑)
どんな時もここは意識する。拘る。
そこを見据えた加速にひたすら取り組むことで色んな経験をし、ノウハウを得てきたのかもしれない。
『1歩』の質を追い求めそこから派生した様々な要素をキャッチするトレーニングする。
それが短距離の醍醐味なのかもしれません。
これを理解してもらうのはなかなか難しいですが、こういうマニアックなレースの話がいつか選手達とできたらいいなと思います。